Movin Café

Vol.11

こんにちは。ネクスウェイの社内コミュニケーションを紐解くこのシリーズ。

今回は苦しい時期のチャレンジについて触れていきます。

 

そう、前回お伝えしたとおり、ネクスウェイは船出早々イキナリの崖っぷちに立つことになります。

大きな投資を行っていたシステム改修の失敗は経営への影響が大きく、

また新システムによりサービス拡充を目指していたため、

お客様に喜んでもらえると期待していた現場メンバーの落胆は大きなものでした。

 

そして経営の悪化は、人材採用にも影を落とします。

当時、組織拡大のため新卒・中途の採用に力を入れていた時期でした。

しかし、中途の採用は停止。新卒も、ネクスウェイ独立後の第一期を採用して以降、凍結となりました。

 

「人が採れない」

 

会社は相変わらず存在しているし、毎日出社したら仕事はいくらでもあるし、

サービスをご利用いただけるお客様も沢山いてくださる。

それでも、新たな仲間を迎え入れることができないということは、

現場のメンバーにとって経営の悪化を感じる大きな出来事でした。

 

しかし、落ち込んでばかりはいられません。

新社長のもと再建プロジェクトが立ち上げられ、並行して複数の施策が動き出します。

経営と現場の密なコミュニケーションを意識し、社長と各部門のマネージャ・リーダー層が少人数で

意見交換を行う場が何度もセッティングされ、意思疎通の充実化を図りました。

チームがピンチを迎えているとき、一体となって困難に立ち向かうためには、

「情報」の共有はもちろんですが、それらを通して「想い」の共有が特効薬になります。

今回、「想い」という言葉を会社の理念に新たに入れた私たちですが、

この時はまさに自分たちが想いで繋がるように、以前ご紹介した「キックオフ」や、

日々の経営と現場のセッションなどが重ねられていきました。

 

その結果でしょうか。この経営悪化を理由に退職した人はほとんど居ませんでした。

 

そして再建へ向けて大きな「打ち手」を講じるべく、社内横断で取り組みが始まります。

コストの削減・既存事業の見直し・新たな事業への挑戦計画などが盛り込まれ、苦しいながらも

  • みんなで1つの目標に向かってがんばろう
  • 今は大変だけれども、未来に向けて、一旦しゃがみ、そこからジャンプしよう

という雰囲気が現場に起こっていました。

この時期、ネクスウェイを立て直すために、当時の社長がこんな話をしていました。

「身の丈に合わない大型のバスを作ってしまったのがシステム投資のよくなかった点。

自分たちに本当にフィットするマイクロバスに乗り換えて、その分素早く、色々な経路から、みんなで前に進もう」

 

そして様々な取り組みが実りを見せ始めていた頃、

顧客接点から新サービスを創出するため社内コンテストme-Rise(未来図)」が開催されます。

当時の自分が出した案。当然ながら落選(笑)

 

コンテストの優勝アイデア「展示会施策を起点とした、企業の見込み客開拓支援」が実際にサービス化されるなど、

苦しいながらも未来に向けて進んでいるんだ、という兆しを感じさせるものでした。

(こうした社内のアイデアコンテストは、後に「コレカラ(CORE COLOR)」と名前を変えて

グレードアップし、そこに提起されたアイデアから新事業立ち上げも行われます。

その息吹を感じさせる出来事が、最も苦しい時期に行われていたのでした)

 

ここまでくると、社員たちの想いが一致します。

お客様は私たちのサービスを求めてくださっている。

新しいシステム投資が失敗しただけで、いまのサービスがお客様の役に立たなくなった訳ではない。

それならば、これからのお客様の期待に応えるためにも、いまこそ前を向こう。

 

商品が社会に、お客様に求められているという実感は、携わる人々の心を強くします。

それをきちんと実感し、頑張ろうと結束するためのコミュニケーションを図ること。

それが、チームが困難なときにこそ、必要なのだと思います。

 

 

そして・・・・

 

 

日々、お客様に喜ばれるサービスを提案し、新規事業の創出活動や、日々の節制、

何より1人1人の頑張りが功を奏して、ついにネクスウェイは2年後に黒字化するまでに復活を果たします。

このときの社員たちの誇らしさ、喜びは本当に格別でした。

 

黒字化を祝う「船上パーティ」が開催され、当時の社長が自ら船長の衣装に身を包み、

社員1人1人にメッセージ付きの感謝カードが渡されます。

この2年間、「島に向かって」皆さんが総力をあげて取り組んでくれて本当にありがとうございました。

ネクスウェイは次のステージへ

 

「島へ」という戦略的キーワードにちなんで開催された船上パーティは、それはそれは大盛り上がりでした。

 

そしてこの黒字化により、中断していた新卒採用が再開されます

数年ぶりの新卒を迎えるべく、「2008・2009年新卒採用プロジェクト」がスタートし、

上記の船上パーティにも数名の内定者たちが招待されていました。

(実は、この時の2009年新卒が、今回の筆者の世代です)

東京、大阪、そして海外に飛んで中国からも、新たな新卒を迎える大規模なプロジェクトでした。

 

仲間が増えないという衝撃を、黒字化により打破したネクスウェイ。

前述の”マイクロバスへの乗り換え”も順調に進み、一旦、ひとつの島にたどり着くことができました。

 

 

でも、まだまだ課題は山積みです。

その課題をクリアすべく、黒字化へのチャレンジと並行して着手したのは「組織づくり」。

 

より良い組織、事業を作るべく「思考の質を高め、考える風土を創る」ための

取り組みを全社をあげて実施していたのでした。

この取り組みのお話しは、また別の回に。

 

<文責:根木俊一>

 

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